スモウルビーの2022年を振り返って
2022年のスモウルビーおよびNPO法人Rubyプログラミング少年団の活動を振り返りたいと思います。
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今年も残すところ数時間となりました。そこで今回は、2022年のスモウルビーと、NPO法人Rubyプログラミング少年団の活動を振り返っていきたいと思います。
スモウルビー
今年も JAET全国大会 で 「GIGA スクール環境下における中学校技術のプログラミング -続「スモウルビー」の活用-」 と題してスモウルビーの活用事例を発表することができました。毎年恒例となっています。来年は 青森 で開催されます。これまでの私達の発表は研究とは名ばかりの、スモウルビーを使って授業をしました、という報告だけだったので、次の大会ではきちんとねらいをもった研究を行い、その成果を発表したいと考えています。お楽しみに!
それで、肝心のスモウルビーですが、松江高専の学生のみなさんが少し機能追加をしてくださいました。が、少しだけの開発で終わってしまいました。もっとあんなことやこんなこともしたい、と計画はしていたのですが、私的な事情で開発を中断してしまいました。関係者のみなさまにはご迷惑をおかけしましたことを、お詫びいたします。特に、お問い合わせをしてくださった方への返信ができていません。この場をお借りして、お詫び申し上げます。
それでもなにかしようと、この年末年始の休暇を使ってもりもり開発を再開しています。
まずは、スモウルビーの現状をまとめるべく、以下のウェブページを公開しました。
というのも、ちょっとScratchのブロックに対応する Ruby の命令を変更したくて。
現在のスモウルビーでは class
や def
を使うことができません。スモウルビーでRubyを学べる、ということを掲げておきながら、 class
が使えないって、それで Ruby を学べたことになるのかとね。それと、イベントのブロックを self.when(...)
というメソッド呼び出しで実現しているのですが、 self.
をなんとかしたいなと。
この休みの間になんとかしようと思っています。もちろん従来の Ruby のプログラムもそのまま使えますのでご安心あれ。書籍「小学生から楽しむ きらきらRubyプログラミング」とは100%互換性を保った上での修正を行います。
それと、micro:bitに接続できなくなってしまっているので、早急になおします。すみませんが、いましばらくお待ちいただきたいです。
NPO法人Rubyプログラミング少年団
今年も月に1度、オンラインで、 「CoderDojo しまね」 を運営しました。きちんと集計していないのですが、参加してくれたNinjaは平均すると3人程度と小規模なもので、メンターのほうが多い日があったりました。
そして、10月からは島根県松江市のJR松江駅前のオープンソースラボにて、対面での 「CoderDojo しまね 松江会場」 を再開しました
懐かしい顔ぶれに再開することもできました。3年ぶりにあったNinjaは本当に成長していました。「おぉ、久しぶりだね〜」なんて言いながら接していると、実は全員、弟さんだったりもしました (笑)。小学生の3年間って本当にすごいんだなって思いました。
また、Ninjaの一人が全国大会につながる島根県小学生プログラミング大会で最優秀賞に選ばれました。
俵君(島根大付5年)島根代表 小学生プログラミング最優秀
これは本当にうれしかったですね。当日は、 (アドバイザーという名目で参加して) いつものように司会をさせていただきました。いろいろなドラマがあり、勝利の涙もあれば、悔し涙もあり、感動的な大会となりました。できることなら、YouTubeなどで興味があるみなさんにも録画したものを見ていただきたいくらいです。応募総数は8作品。来年も開催されますのでぜひご応募ください。 「CoderDojo しまね 松江会場」 に参加して、プログラミング力や発想力を高めるのもいいと思いますよ!
ただ、肝心のNPO法人Rubyプログラミング少年団の運営は全然順調ではありません。事務作業が滞りまくっていて、関係省庁にはご迷惑をおかけっぱなしです。なんとかします、なんとかしまう、といいながら、全然やる気がでないので、 本当にどなたか助けていただきたいです。
2023年の目標
それでは、2023年の目標です!
全部は無理です、がやる気はあります。ぜひご支援ください!
- スモウルビーの継続開発
- Microbit More v2 の対応
- Rubyのプログラムの補完機能 (VS Codeのインテリセンスみたいなの)
- スモウルビーで作成したプログラム(作品)の共有機能
- Scratch のようにプログラムをアップロードして共有できるようにします
- CoderDojo しまね/松江会場の運営
- 毎月1回。
- 島根県小学生プログラミング大会に向けたプログラミング教室の実施
- 夏休みに1週間ぶっ通しで強化合宿的なものをやりたい - JAET全国大会での発表
- 中学校技術のCとDの教材開発と実践を行って研究発表したい